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#WEBデザイン
UIデザインとは?役割や重要性、優れたUIの共通点や勉強法などを解説します
この記事を書いている人
mayu(25歳)ウィンタースポーツ・メンタルヘルス・旅行などのジャンルをメインに活動中のフリーライター。
私たちがよく見るWEBサイトやアプリにおいて、重要視されているのが「UIデザイン」の考え方です。
クライアントはユーザーに親しまれるUIを望み、デザイナ―も「UIは優れているか?」に注意を払いながらサービスを設計しています。
この記事では、そんなUIデザインについての考え方や重要性、そして良質なUIデザインに共通する点や学習方法などをご紹介します。
UIデザインの考え方
UIはユーザーインターフェースの略で、「コンピューターとユーザーの間に生じる接点」のことを指します。
たとえば、スマートフォンを通して閲覧するWEBサイトやアプリなどが当てはまるでしょう。
そして UIデザインとは、「コンピューターとユーザーがスムーズに接触できるようにデザインすること」を指します。
つまりUIデザインでは、WEBサイトやアプリなどをユーザーが操作しやすいように設計することが求められるのです。
たとえばWEBサイトの場合、
✅見やすい配色や文字の大きさである
✅ボタンの位置がわかりやすい
✅項目が整頓されている
などの要素がUIデザインに当てはまります。
UIデザインの重要性
UIデザインの目的は、ユーザーが操作しやすいようにデザインすることです。
これがなぜWEBサイトなどにおいて重要かというと、 ユーザーを目的の行動まで誘導できるかがデザインによって左右されるから。
つまりUIが優れているということは、目的地までの動線がわかりやすいことを意味しているので、売上や集客などのコンバージョンにも繋がりやすいのです。
ちなみに、目的地の例としては「お店を予約する」「商品を購入する」「セミナーに申し込む」などがあります。
これらの目的地へと辿り着けないサイトに対して、ユーザーがストレスを抱いてしまうのも想像に難くないでしょう。
したがってUIデザインにおいては、かっこいい・おしゃれといった見た目のインパクトよりも、ユーザーがいかに途中で離脱せず、目的の行動までたどり着けるかが重要となるのです。
UIデザインに求められるスキル
UIデザイナーは、制作する製品やサービスなどによって必要なスキルが多岐にわたります。
したがって、ここではUIデザイナーになろうと思ったときに求められる主要なスキルをご紹介します。
グラフィックソフトを扱うスキル
まずは、「グラフィックソフトを操作するスキル」がUIデザイナーには求められます。
グラフィックソフトの例としてはAdobeのPhotoshopやIllustrator、そしてSketchなどがありますが、少なくとも1つは扱えるのが望ましいでしょう。
そしてクライアントなども、必ずしもすべてのサイトに対応しているわけではありません。
したがって、使えるソフトの数が多いほど現場で即戦力として活躍できるはずです。
ユーザーに寄り添った設計ができるかどうか
つぎに「ユーザーに寄り添った設計ができるスキル」です。
UIデザイナーにとって見やすく、わかりやすいデザインを意識するのはもちろん大切。
しかし、 ユーザーテストを実施して反応がいまひとつだったときに、ゼロからデザインを再考できるかどうかもとても重要なのです。
いくらデザインに自信があっても、ユーザーが目的の行動を達成できなければそのデザインは優れているとはいえません。
そこでターゲットとなるユーザーの意見を受け入れ、ニーズを想像し、アイデアを練り直す労力を惜しまないこともUIデザイナーには欠かせないスキルなのです。
WEBデザインと何が違うの?
UIデザインとWEBデザインはよく比較されますが、大まかに解説すると UIデザイナーは「ユーザーの使いやすさ重視」です。
一方で、WEBデザイナーは「どちらかといえばデザイン性重視」の傾向があるという違いがあります。
UIデザインにおいてはデザインスキルよりも設計力が必須ですが、WEBデザインにおいてはその限りでないというのも、大きな違いといえるでしょう。
しかし、近年ではWEBデザイナーにもユーザーが使いやすいデザインを求める傾向にあるため、WEBデザインの要素のひとつとしてUIデザインを位置づける認識も少なくありません。
優れたUIをつくるために大切なこと
ユーザーに親しまれるUIを制作するには、大切なポイントがいくつかあります。
ここでは、いいUIをデザインするために心がけるべきことをご紹介します。
明確なターゲット設定
まずは、「ターゲットを具体的に設定する」ことが大切です。
誰からも好かれるサービスをデザインすることはほぼ不可能といえるので、設計の段階で「どのターゲットに向けたデザインにするか」をはっきりさせる必要があります。
そうすることで、つくるべきUIが明確になるだけでなく、ターゲットにした層によるコンバージョンの最大化にも繋がるでしょう。
情報を入れすぎない
次に、「盛り込む情報は最大限絞る」ということも求められます。
UIデザインは、伝えたいことがきちんと伝わるように工夫する必要があるので、 情報を精査し、限定して発信することが望ましいです。
そうすることで、「情報量が多すぎる」「何がいいたいのかわからない」という状態を避けることもできます。
また、掲載する情報に優先順位を付け、デザインによって見せ方を工夫するのもおすすめ。
しかしこのときにも、こちらが伝えたいことではなく、ユーザーが知りたい情報を基準に優先順位を付けるのが大切です。
たくさんのUIに触れる
優れたUIをデザインするためには、まずは優れたUIを知る必要があります。
他の企業やサービスのUIをチェックし、インプット量を増やすことで、いいUIを見る目も養われるでしょう。
そうして培われたアイデアを自身の制作にも活かすことで、さらにスキルが向上していきます。
さらに、 実際に自分がさまざまなサービスのユーザーになることで、いいUIだけでなく悪いUIの特徴にも気付けるはずです。
UIデザインの学習方法
UIデザインのスキルは、勉強によって身につけられる要素と、デザイナー自身の気付きによって向上させる要素があります。
ここでは、勉強によって身につけられるスキルに焦点を当て、考えられる学習方法をご紹介します。
独学でスキルを身につける
まずは参考書などを購入し、独学でスキルを身につける方法です。
UIデザインに関する書籍はたくさんありますので、購入して一般知識を学んだり、実際にあるサービスのUIをトレースしてみるだけでも基本的なポイントをおさえることはできます。
独学のメリットは、仕事をしながら自分のペースで勉強ができ、なおかつ費用もそれほどかからないので続けやすいということ。
しかしそのぶん、モチベーションの維持などが課題です。さらに、困ったときに気軽に聞ける人が近くにいないと、挫折する可能性も高くなります。
したがって、独学の場合は空いた時間を有効に活用して勉強を進めつつ、オンライン上でもいいので同じくデザインを勉強する仲間をつくるといいかもしれませんね。
そして最 終的に自分の力でUIを作れるようになったら、いよいよ実務経験を積む段階です。
スクールを受講する
つぎに、専門のスクールやサービスを利用してスキルを身につける方法です。
UIデザインの基礎から実務に役立つ知識まで、必要なところだけを専門の講師から学べるほか、一緒に通う仲間と助け合いながら勉強を進められるメリットがあります。
しかし、そのぶん費用が高額になるほか、会社勤めをしている社会人の場合は時間の制約も大きくなります。
こういった場合、独学とスクールの中間に位置する「オンラインスクール」を利用してみるのもおすすめです。
また、オンライン教材の中には無料で学べるものもありますので、あわせて検討してみてください。
まとめ
この記事では、UIデザインの考え方や重要性、そして優れたUIデザインに共通する点や学習方法などをご紹介しました。
UIデザインの目的は、ユーザーを目的の行動まで誘導することです。
そのため、求められるスキルがWEBデザインとは少し異なりますが、UIデザインも独学で身につけることが十分に可能です。
興味があるならば、まずは優れたUIデザインをチェックするなど、できることから始めてみてください。