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#WEBデザイン
WEBデザイン初心者はまず何をするべき?主な学習方法や独学で勉強するときのポイントを解説
この記事を書いている人
mayu(25歳)ウィンタースポーツ・メンタルヘルス・旅行などのジャンルをメインに活動中のフリーライター。
WEBサイトなどを制作する職業「WEBデザイナー」は、インターネットの発展とともに需要が増加している注目の職業です。
資格が不要なぶん誰でもトライできる職業である反面、どこから勉強を始めればいいのかわからないという方も少なくないはず。
そこで今回は、Webデザイン初心者がこれから勉強するにあたって知っておくべきポイントに焦点を絞り、詳しく解説していきます。
WEBデザインで求められるスキル
WEBデザイナーに必要なスキルには、主に以下の3つが挙げられます。
✅コーディングスキル
✅デザインスキル
✅SEO対策スキル
それぞれのスキルについて、解説していきます。
コーディングスキル
WEBデザインをインターネット上に表示できるよう、 プログラミング言語を使って画像や文字を特定のコードに置き換える際に必要なのが「コーディングスキル」です。
使われているプログラミング言語はいくつかありますが、最もよく使われるのがHTMLとCSS。
HTMLは文字やリンク、画像などの配置を指定し、、CSSは文字の色やサイズなど、WEBサイトをどのように装飾するか指定する言語です。
初心者が勉強を始める際は、WEBサイトの仕組みを先に理解してからデザインの勉強を進めたほうがわかりやすいので、まずはコーディングから勉強を始めましょう。
デザインスキル
WEBサイトのデザインを行なうだけあって、当然ながらデザインスキルも必要です。
主にAdobeのPhotoshopやXD、Illustratorなどのソフトを使ってデザインを制作していきます。
したがって、まずはこれらのソフトの操作が身につくよう、勉強を進めるのが望ましいです。
また、 クライアントすべてが同じソフトを使っているわけではありませんので、扱えるソフトが多いほど、現場で即戦力として活躍できます。
デザインはユーザーの目に最もよく触れる大切な要素のひとつですので、見やすくてわかりりやすいデザインを制作できるようスキルを磨きましょう。
SEO知識
いずれサイトを制作する段階になったときには、デザインとコーディングのほかにSEOの知識も必要です。。
SEOとは、WEBサイトを検索エンジンの上位に表示させるための方法のことで、近年この知識はWEBデザイナーに欠かせない要素になりつつあります。
というのも、クライアントはデザインそのものに加えて、より多くアクセスが集まり、売上に繋がるサイトを必要としているからです。
そのため、インターネットでの検索を想定したデザインの知識を身につけることで、いずれ現場に出た際も即戦力として活躍しやすくなります。
WEBデザインの勉強法
初心者がWEBデザインを勉強するには、 独学またはスクールに通う方法が一般的です。
ここでは独学・スクールそれぞれの方法について、メリットとデメリットを含めてご紹介します。
独学でスキルを身につける
まずは参考書などを購入し、独学でスキルを身につける方法です。
自分のペースで勉強を進められるほか、費用もそれほどかからないので、仕事をしながらでも続けやすいというメリットがあります。
しかしそのぶん、モチベーションの維持などが課題になることも。さらに、困ったときに気軽に聞ける人が近くにいないと、挫折する可能性も高くなります。
したがって、 独学の場合は空いた時間を有効に活用して勉強を進めつつ、オンライン上でもいいので同じくデザインを勉強する仲間をつくるといいかもしれませんね。
スクールに通ってスキルを身につける
つぎに、WEBデザインのスクールに通ってスキルを身につける方法です。
必要な知識だけを専門の講師から学べるほか、一緒に通う仲間と助け合いながら勉強を進められるメリットがあります。
しかし、そのぶん費用が高額になるほか、会社勤めをしている社会人の場合は時間の制約も大きくなります。
こういった場合、 独学とスクールの中間に位置する「オンラインスクール」で学ぶという方法を検討するのもおすすめです。
初心者が独学で勉強するときの方法
初心者の段階では「どこを目指して勉強すればいいのかわからない」、「何から手を付けたらいいのかわからない」といった悩みを抱えがちです。
ここからは、初心者が独学で勉強する際に目指すべきゴールや、おさえるべきポイントをご紹介します。
コーディングの学習方法
まずはコーディングの学習方法についてです。
初心者のうちはよく使われる言語に絞り、文法や基礎知識を徹底的に覚えましょう。
コーディングはHTMLとCSSから勉強を始める
コーディングを勉強する際は、HTMLとCSSの基礎から始めましょう。参考書などともとに文法を理解したり、既存のサイトの模写などをしたりすることで、知識が蓄えられます。
実務でもHTMLとCSSを使用するケースが最も多いため、初心者の段階でもこの2つの言語に絞り、学習を進めることでデザインについても理解しやすくなります。
また、勉強したからといってコードをすべて完璧に暗記する必要はありません。プロであっても普段使わないコードは調べながら記述しています。
したがって、勉強においてもコードを丸暗記するより、調べ方を覚えておくことが大切です。
デザインの学習方法
デザインは思い描いたアイデアを的確にソフトで表現する技術力が必要です。
最終的には1からオリジナルのWEBサイトを制作できるレベルを目指し、とにかく数をこなして基礎を身につけましょう。
基礎を磨いていくにはモデリングといって参考デザインを見つけて模倣していくことが、スキルアップの近道となります。
たくさんのデザインに触れ、インプット量を増やす
見やすく、わかりやすいデザインをつくるためには、「どんなデザインが良しとされているか」を知ることが1番の近道です。
人気のサイトを見て「なぜこのデザインが優れているのか」を徹底的に観察することで、少しずつデザイン制作のヒントが見えてきます。
見やすいサイトには文字の位置や大きさ、余白の取り方、配色などに工夫があるはずです。
それらのポイントを目で見て理解することで、勉強も効率的に進むでしょう。
かっこいい・おしゃれという要素だけでなく、ユーザーにとってわかりやすいWEBサイトを制作するためにも、まずはたくさんのデザインに触れてみましょう。
グラフィックソフトの使い方を覚える
たくさんのデザインに触れることと並行してとにかく手を動かし、グラフィックソフトをひと通り操作できるようになることが大切です。
グラフィックソフトの例としてはAdobeのPhotoshopやXD、Illustratorなどがありますが、こういったソフトのうち1つは最低限マスターしておくのが望ましいでしょう。
高度な編集技術はこれから少しずつ身につけるとして、ひとまず自身のアイデアをデザインに落とし込めるくらい操作に慣れることで、ぐっと上達が近づくはずです。。
優れたデザインを真似して1からつくる
優れたデザインをインプットしたら、それらのテクニックを モデリング(=模写)して吸収し、制作に活かすことも効果的です。
「このデザインはどのように作られているか?」を、実際に手を動かして追求することは、自分の経験値を上げることに繋がります。
練習用に模写したデザインをそのまま制作物に使用するのはNGですが、 とにかく真似をして数をこなすうちに自身のレパートリーが増えていき、実際の業務にも技術を活かせるようになるのです。
オリジナルのWEBサイトを制作する
デザイン制作までひと通りできるようになったら、これまで勉強した知識をフル活用し、オリジナルのWEBサイトをつくってみます。
1からデザインとコーディングを行なうとあって、最初のうちは難しく感じ、時間もかかるかもしれません。
また、わからないこともたくさん出てきますので、その都度ネットなどで調べるという根気のいる作業が続きます。
しかし、それでも 手を止めずに作業を続けることで、いずれ慣れてくるタイミングが来るはず。
さらに制作中は根気のいる作業が続きますが、そのぶん完成したときの達成感は大きな自信となります。
ここまでの作業ができるようになれば、あとは実務経験を積んでスキルを磨くのみです。
応用編:WordPressでサイトを制作する
勉強を進めていくと、いずれWordPressという言葉を目にするようになります。
したがって、 ある程度スキルが身についたら今度はWordPressでのWEBサイト制作を覚えるのがおすすめです。
WordPressとは、ブログやWEBサイトなどを運営するときに使われるソフトウェアのこと。
私たちが普段見ているサイトもWordPressで作られているものが多く、ブログのほかに企業のコーポレートサイトなどでもよく使われています。
WordPressでのWEBサイト制作を覚えておくと、企業のコーポレートサイトを1人で請け負うことが可能となり、仕事の幅も広がるでしょう。
就職などでも有利に働きやすいので、覚えておいて損はない知識です。
勉強を続けるうえで大切なこと
WEBデザイナーは、初心者から脱出しても常に勉強を続けなければならない職業です。
それはデザインやテクニックにも流行があるぶん、スキルが身についたあともトレンドを取り入れながらの作品制作が求められるから。。
ここでは、これからWEBデザインの勉強を続けるうえで覚えていただきたい大切なことをご紹介します。
デザイン制作の技術は常にアップデートしよう
WEBデザイン業界のトレンドやテクニックは、本当に目まぐるしく変わります。
したがって「勉強して最低限サイトを作れるようになったから終わり」ではなく、スキルを身に付けたあとも日々たくさんのデザインに触れ、トレンドの潮流をいち早く捉えることが大切です。
そのようにしてインプット量を増やし、自分が持つ感性をアップデートし続けなければなりません。
そうして得たアイデアを自身の制作にも取り入れることで、さらなるスキルの向上につながります。
まとめ
この記事では、Webデザイン初心者がこれから勉強するにあたって、知っておくべきポイントをご紹介しました。
WEBデザイナーには専門的な知識が必要ではあるものの、資格が不要なぶんトライしやすい職業です。
「どこから勉強を始めればいいのかわからない」という方は、今回ご紹介したスキルはしっかり身につけておきましょう。
コーディング・デザインともにとにかく手を動かし、地道に知識を蓄えるという根気のいる作業ではありますが、得たスキルはこれからずっと活かすことができます。